@最大の敵は糖化
糖化とは糖(炭水化物)とタンパク質が加熱によって結びつくと
AGEs(老化物質)という物質を作ります、この
AGEsは肌のくすみやシワやしみなど肌のダメージを引き起こしたり、カラダの疾患を誘発して、生活習慣病の原因にもなります。
卵(タンパク質)と小麦粉・砂糖を混ぜて焼くとこんがりきつね色のホットケーキができますよね、まさに、このきつね色の美味しそうなホットケーキが
AGEs(老化物質)の塊です。
では
AGEs(老化物質)をカラダにため込まない方法はどうすればよいでしょうか?
答えは、卵(タンパク質)と小麦粉・砂糖を食べない、ケーキやピザ・パスタなんかを食べなければ良いのです、多くの書籍でこう書いています、無理です、少なくとも院長には無理です。
A次の敵は炎症、酸化
紫外線やストレスを与えられると人は炎症(酸化)が起き体内で活性酸素が発生しカラダのさまざまな物質にダメージを与えます、肌で炎症が起これば、はだを守ろうとメラニンが生成されシミになります。
B老化現象であるターンオーバーの低下
ターンオーバーとは、細胞分裂による若返りのことです。
当然のことですが、加齢と共にターンオーバーは低下します、ターンーオーバーを正常化、更には亢進(若返り?)が出来る物はないでしょうか?
色々な本には【砂糖・小麦・白米食べるな】や運動指導していますが、中々出来るものではありません。
「私には砂糖・小麦・白米食べないって、無理、ある程度たべても大丈夫なお薬やサプリメントはないんですか」
って声が聞こえてきます。
本の著者は読者に、お薬やサプリを投与できませんので、食事や運動の指導で止まっています。
自分の患者さんだったら、食事や運動だけでなく、お薬やサプリを投与できますので、健康的でアンチエージングに繋がるお薬やサプリは無いか、内科と美容皮膚科の知識をフル活用して、院長必死に考えました。
ありました、見つけました。こっそり
裏技教えますネ。
当院では、
AGEsセンサーを導入いたしました、実際
AGEsを測定して、高いスコアーの場合
@〜
Gまでのアンチエージングを行った方が良いかもしれません。
AGEsは糖尿病の検査
HbA1cと相関関係があるとも言われてますので、糖尿病の早期発見に繋がるかも知れません。
AGEs(エージーイーとは
……?)
食事などで過剰に摂取した糖とヒトのカラダを主に構成しているタンパク質が結びつくことで体内に生成される物質で、最終糖化産物(
Advanced Glycation Endproducts)(注
1)と呼ばれています。
ヒトの加齢現象や健康に関わる物質として、近年研究が進んでいます。肌、血管、骨なども主にタンパク質からできており、このタンパク質が糖と結びついて、糖化が進むとタンパク質は本来の働きができなくなり、カラダの機能に様々な変化が生じます。
過剰な糖とタンパク質が結びついて
AGEsが生成されます。
AGEsスコアは「生活習慣の成績表」
健康的な生活を送っている人は、加齢にともなう
AGEsの蓄積はそれほど多くはありません(健康な老化)。
しかし、不適切な食生活や生活習慣、運動不足などにより、
AGEsの体内での蓄積は急激に増加していきます(不健康な老化))。
このため、
AGEsは生体内における「生活習慣のバイオマーカー」と言われ、その
AGEsスコアは、いわばその人の「生活習慣の成績表」と言えます。また、
AGEsの蓄積が健康面や美容面でも体内の生理現象にさまざまな悪影響を与えることも、近年明らかになっています。
美容・健康食品分野だけでなく、医学分野でも
AGEs研究が進展
AGEsには「架橋形成」「褐色性」といった性質があり、コラーゲンを強く結びつけてしまうため、肌の弾力性が減少して、シワ・たるみ・くすみの原因になります。
また、医学分野においても
AGEsに関するさまざまな研究が進んでおり、機能が低下した部位(目、骨、肌、脳など)には
AGEsが多く蓄積していることや、部位(目、骨、肌など)によっては悪影響を与えることも報告されています)。
AGEsセンサ製品概要
製品特長
測定者にやさしい光センシング測定
血液採取が不要なため、心理的な負担が少なく老若男女問わず簡単に測定していただけます。
測定精度と再現性を高める指先測定
指先の内側面にはメラニン蓄積がほとんどなく、太い血管もないことから、測定誤差を低減することができます。また、固定もしやすく、同一箇所の測定が容易であるため、高い再現性が得られます。
測定者の負担を軽減する迅速測定
独自の光センシング技術と回路技術により、わずか数十秒の迅速な測定が可能です。
イメージ図:
AGEsセンサに指を入れて計測します。
測定原理
AGEsのなかには、特定の励起光を照射すると蛍光を放つ性質を持っているものがあります。
AGEsセンサは、この性質を利用して
AGEsを測定します。
測定部に挿入された指先に、励起光を光源からレンズを通して照射することで、指先から特殊な光(経皮蛍光)を取得することができます
。この特殊な光の量は、研究機関の血液分析により、体内をくまなく巡っている血液中の
MG-H1(
AGEsの一種)との相関が確認されており、間接的にカラダの中に存在する
AGEsを測定できます。指先には、経皮蛍光を測定する場合に問題となるメラニンがほとんど含まれないことから、肌の色や日焼けの影響が低い測定が可能です。
測定原理図:指先に光源からの光を照射し、放たれた微弱な蛍光を受光素子で検出します。
最終糖化産物(AGEs)測定機 検査料金
1回1,000円
(但し@ABCDのどれか1つ購入の場合)
@ 飲む日焼け止めのF・Vlock 30日分
4,320円 3箱
11,
664円
・4種のハーブで
AGEsの生成を抑制します
・シトラス果汁で酸化をケアします
・ローズマリー葉エキスで細胞を保護し炎症を抑えます
・L−シスチンがターンオーバーの促進とメラニン生成の命令を出すチロセナーゼという酵素を抑制することによって、シミの発生を防ぎます。
当医院で扱えるお薬、サプリメントの中で【
AGEsの生成を抑制します】とハッキリ記載が在るものはこれだけです。
A プラセンタ注射(人胎盤)(更年期障害で医療保険適応あり)
・胎盤を通した栄養を赤ちゃんにあげることによりお腹の中の赤ちゃんは10か月で3
kgにもなります。胎盤を通した栄養はターンオーバーを非常に早くすることが出来ると考えられます。
・非常に強い抗炎症・抗酸化作用があります。
お母さんが例えばコロナウイルスに感染しても、お腹の中の赤ちゃんはコロナウイルスに感染しません、胎盤でしっかりとブロックされているのです。
運動したら、カラダがきつくなりますよね、これは、運動により筋繊維か切れて炎症が起き、グリコーゲンを分解してエネルギーを産生し乳酸という老廃物が溜まるからと言う説があります、プラセンタは非常に強い抗炎症・抗酸化作用によりこれらを改善します。
一般的な飲むプラセンタ豚や牛なので飲んだ後、腸でアミノ酸で分解され、体内で再合成して初めて効果が発現するので、直接注射した全量効果がある人プラセンタ注射に比べて飲んだ豚や牛、馬プラセンタはその一部分しか効果が発現しません、ので効率が悪いです。
副作用については、プラセンタ注射の項をご覧ください。
B シナール ビタミンC 100錠
1,000円
細胞分裂時にはなくてはならないので、疲労回復や美肌には必須の物質です。シナールの使い方として腹が減った時食べると空腹感が薄れるって、ダイエット中に使える夢の様なお話もあります。
ダイエット中はお腹すきますよね、この時体の中の糖分が枯渇して血糖値が下がるので糖分が欲しくなるんです。
現代ではすぐに糖分のある食べ物や小麦でできたお菓子がありますが、縄文時代まだ稲作をしていないので、コメも小麦もありません、甘いものは果物しか無いので、腹が減って血糖値が下がったら必死で果物を探して食べます。
果物には糖とビタミンCが入っています、ビタミンCだけを食べても、「果物を食べているんだから、ビタミンCと糖も同時に食べてる」と脳が勝手に勘違いして空腹感が収まります、お腹がすいたら、シナールをポリポリ食べて下さい。
C 高濃度ビタミンC点滴療法 25g
8,030円
美肌に有効なビタミンによる美肌治療・アンチエイジング・抗酸化作用を高める点滴美肌療法です。
食物での口からの摂取では、体内に吸収されるビタミンCの量はわずかですが、
ビタミンCを溶解した製剤を静脈へ点滴することによって、血中濃度を格段に上昇させることが可能で高濃度のビタミンCを体内に取り込むことができます。
炎症が原因の肝斑が点滴をしている最中にみるみる消えるほどです。
副作用については
高濃度ビタミンC点滴療法の項をご覧ください。
D αリポ酸1アンプル+カルニチン1アンプル+ビタミンB1(疲労回復)
2,530円
αリポ酸が糖化を阻害すると言われています。
E
ビオスリー(ビフィズス菌)(医療保険適応あり)
腸のなかでは免疫細胞・抗炎症物質の75%が作られセロトニンと言う幸福感じるホルモンの95%が作られています。
便秘や下痢をするとそれだけで、何だか体調が悪く不機嫌になりますよね、ビオスリーで腸内細菌を増やすことがとっても大切です。
特に重大な副作用は記載ありません。
F
2種類の漢方薬(医療保険適応あり)
A 漢方薬の中には、むくみをとって体重減少、炎症反応を抑えて
F・
Vlock日焼け止めのような効果があるものもあります。
B 別の種類には炎天下で強い日焼けやレーザー治療など強い炎症反応が発生する事が予想できる場合に内服出来る抗炎症作用に特化した漢方薬もあります。
毎日
A の漢方薬を内服し、長時間外出する様な日は Bの漢方薬を2日前から5日間内服すると良いと思われます。
G
ハイチオール(医療保険適応あり)
加齢と共に延長するターンオーバーを正常化することによって、肌の再生を促し、肌トラブルを改善する効果がある成分です。
ストレスや睡眠不足などは活性酸素(酸化ストレス)を取り除く体の機能を妨げます。
そして過剰となった活性酸素により細胞がダメージを受け、体の機能が低下します。
エネルギーを作り出すための「代謝」も滞ってしまうため、「疲れ」を感じる状態になります。
体の代謝を助け、必要なエネルギーを効率よく作り出すことが大切です。そのためには、栄養素をエネルギーに変換する「酵素」の働きを助けて、エネルギーをつくる
TCAサイクルをスムーズに回す、ハイチオールが重要な働きをもたらします。
副作用 消化器
(悪心,下痢,口渇,軽度の腹痛
)がある場合があります。
H
現在
AGEsに対して適応のあるお薬は現在の所、存在しませんが。
糖尿病薬のメトホルミン(メトグルコ)
高血圧薬の
ARB(オルメサルタン等
)
高血圧薬のアンギオテンシン変換阻害薬(コバシル、レニベース等)
は
AGEsの蓄積阻害や合成抑制に有効性があるかとも考えられています。
糖尿病や高血圧の方は相談して下さい。
このページのトップへ